サンドイッチの原点

子供のころ、近くに一軒だけあるパン屋さんのパンを時々買ってもらうのが楽しみだった。

なかでも一番記憶に残っているのがサンドイッチだ。具は玉子とハムと野菜の３種類が１セットになっていた。

野菜サンドは、キャベツの粗い千切りときゅうりを塩もみしたようなものだったと思うが、この地味なサンドイッチがとてもあっさりとおいしくて、3種類のバランスをよくしていた。

いろんなサンドイッチが買える今の時代になっても、時々このサンドイッチを懐かしく思い出す。